「マスターズ甲子園」、これはクセになりそう・・・ - 佐藤啓 公式WEBサイト

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「マスターズ甲子園」、これはクセになりそう・・・

2024年2月12日

3月9日(土)、豊橋市民球場で行われる決勝と3位決定戦を私が実況する「第7回マスターズ甲子園愛知大会」。

2月10日(土)、阿久比球場で行われた一回戦3試合を取材しました。「マスターズ甲子園」とは全国の高校野球OBがもう一度甲子園を目指したあの頃を思い出して母校のユニホームを着て戦う大会です。

OBといっても年齢が幅広いので、試合は基本的に4回までは34歳以下。5回以降は35歳以上が出場します。時間制限もあり試合はこれらの制約に大きく左右され展開が読めません。

甲子園常連校も出場しますが出場選手も歳月には抗えず、高校時代ならまず負けなかったであろう対戦校に大苦戦という試合が珍しくなくこれが面白いんです。

そもそも選手登録されていても頼みの選手が「その日は仕事で行けないんだわ」で戦力大幅ダウン。大会パンフレットに私の小中学校の同級生が載っていましたが姿が見えないので電話したら「親の介護でダメなんだわ」。「今日ならオレ出られる」という人たちでトーナメントを戦うというメンバーが読めない監督泣かせの大会なのです。

豪快なホームランやダイビングキャッチで喝采が起きる一方、イニング跨ぎで球威半減や走塁で足がつり交代、60代外野手がほぼ定位置の飛球に右往左往など「マスターズ甲子園」ならではのハラハラドキドキ時折爆笑という展開はまさにスリリング。

この日の第三試合であの愛工大名電が1イニング12失点で西尾に大敗。でも「マスターズ」ではこれを番狂わせとは言いません。さあ、3月9日にはどのチームが出てくるのか。中継は豊橋ケーブルネットワーク「ティーズ」。YouTubeで生配信もあります。お楽しみに!